トラベル地理 研究所

チベットから帰ってきました!

チベットから帰国しました!

今回は10年ぶり3回目のチベット訪問でした。青蔵鉄道が開通して以来、中国本土からチベットへ人と物資が流れ込み、どんどん中国化しているというのは聞いていましたが、実際に行ってみると、もうそこには昔のチベットの姿はありませんでした。

私が最初にチベットを訪れたのは、青藏鉄道が開通する前で、そこには素朴で宗教都市らしいチベットの姿がありました。

2度目は、青蔵鉄道が開通して1年後、ポタラ宮の前には大きな広場ができ、広場は本土からの中国人(漢民族)観光客でいっぱいでした。街の様子も中華系の店が一気に増えた印象を持ちました。

そして、今回の3度目では、もうそこには昔のチベットらしさはなく、ラサには中国の街並みが広がっていました。ポタラ宮の周りには、郵便局や銀行の建物が立ち、正面の道路には、路線バスがひっきりなしに走り、ラサの街には交通渋滞が起こっていました。

フェイスブックやインスタグラムにアップした写真は、チベットらしい写真を選んでアップしたもので、あのような風景は、ほんのごく一部に過ぎません。

昔のラサを知っている私は、少し切なくなり、これをダライ・ラマが見たらなんと言うだろう、そして、チベット人たちは、ポタラ宮がライトアップされていることをどう思っているのだろうと考えてしまいました。

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青蔵鉄道が開通して、どんどん中国化していくチベット、そんな中国化してしまった現状も含めて、今回のチベットへの旅行は、私に多くのことを教えてくれました。

特に現地のチベット人から聞いた話はとても貴重なもので、チベット問題の現状について私の知識を深めてくれました。

今回の旅行を通じて、あらためて思いました。

旅をすることでたくさんのことを学ぶことができ、旅から学ぶ知識って素晴らしいと。

そして、私はこれからも、これをシェアしていきたいと思いました。

それゆえに、

私はトラベル地理研究所を立ち上げました。

これからも、世界事情について発信します!